古本リサイクルで障がい者支援 2100冊の収益、那覇のククルに寄託


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集めた本の前でボランティアと記念撮影する元麻美代表(後列右奥)=12月19日、那覇市真地の(kukuru)

 【那覇】支援団体「Thanksmama(サンクスママ)」(元麻美代表)は古本のリサイクルからつながる支援プロジェクト「Kitto(キット)」を12月19日、那覇市真地の「一般社団法人kukuru(ククル)」で開いた。

 長年手放せないでいた大切な本への思いを支援につなげ、ククルの換金システム「チャリボン」を活用するチャリティーイベントで、100人超の来場者から2100冊の書籍が寄贈された。今回のチャリボン収益は1万4702円に上り、全額ククルへ寄付された。ククルは障がいがある人たちのために活用する。

 ボランティアで参加した宜野湾高校2年の平良凜佳さん(17)は「あんなに本が集まるとは思っていなかったので驚いた。機会があればまた参加したい」と笑顔で話した。

 同プロジェクト代表の元さんは「kukuruさんとのコラボで、誰一人として取り残さない社会、沖縄のゆいまーるで一つにつながることを目指し、今後も活動していきたい」と述べた。

 次回は豊見城市で開催予定(日時は未定)。問い合わせは(電話)090(7292)4431(元)。
 (喜納高宏通信員)