沖縄セルラー電話(湯淺英雄社長)は27日、2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算を発表した。売上高に当たる営業収益は前年同期比6・7%増の542億7千万円、経常利益は同7・6%増の122億4700万円で、9年連続の増収増益だった。純利益は同12・4%増の88億7300万円だった。いずれも第3四半期としては過去最高を更新した。
19年10月の電気通信事業法改正により、携帯端末の割引が制限されたことや、コロナ禍で来店者が減少し、端末販売売り上げは減少した。新規事業の海底ケーブル運用による収入が7億4800万円あったことに加えて、19年に始まった「auでんき」の収入は同26億6500万円増加し、収益を押し上げた。契約件数は4万7200件となり、サービス開始当初の23年3月までに4万5千件という目標を2年前倒しで達成した。
モバイルの総契約数は同2・3%増の73万7800件、携帯電話総販売数は同4・4%減の16万1700件だった。1人当たりの売上高を示す総合ARPA(アーパ)は同2・1%増の7172円だった。