浦添市長選 立候補予定の松本氏と伊礼氏が討論 那覇軍港移設で違い鮮明


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公開討論会後、撮影に応じる(左から)新人の伊礼悠記氏、現職の松本哲治氏=27日夜、浦添市社会福祉センター

 【浦添】1月31日告示、2月7日投開票の浦添市長選に向け、浦添青年会議所は27日、3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、市議で新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=の公開討論会を浦添市社会福祉センターで開いた。那覇軍港の浦添への移設を巡って立場の違いが鮮明になった。

 松本氏が「軍港移設は譲ったとしても、きれいな海を守るため民港部分の変更を求めていく」と容認する姿勢を示した一方、伊礼氏は「市民は軍港移設に反対だ。不条理な日米合意に明確に反対を掲げることが重要だ」と述べた。

 新型コロナウイルス対策について松本氏は「直接の現金給付では効果が限られている。より大きな経済効果を生むための施策を検討する」と決意を示した。伊礼氏は「現金給付が必要だ。時短営業の要請に応じた事業者に12万円の現金を給付するべきだ」と訴えた。

 公開討論会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため聴衆は招かず実施した。動画共有サイトのユーチューブで公開する予定。