ごみの1票を「投票箱」で回収 ポイ捨て防止へ北海道から提案 静内高と那覇高がオンライン交流 


社会
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北海道静内高校の発表について、カメラの前で感想を述べる那覇高校の生徒=22日、那覇市松尾の那覇高校

 那覇高校1年10組と北海道静内高校の3年生は22日、沖縄のごみ問題に関するオンライン発表会で交流した。静内の生徒が沖縄のごみ問題を研究して解決方法を提案し、那覇の生徒が感想を述べた。

 静内高は科目「時事問題研究」で「沖縄の社会問題を探究する×SDGs」をテーマとし、ごみ問題に焦点を絞って研究した。生徒は4グループに分かれ、街からポイ捨てを減らす方法を提案した。那覇の生徒や国際通りの通り会がオンラインで発表を聞き、感想を述べた。

 那覇高校の生徒は、ごみ箱を投票箱に見立て「(サッカー選手の)ロナウドとメッシはどちらがすごいか」などと質問し、ごみの回収を促すアイデアを提案したグループなどに関心を寄せていた。

 那覇高の仲座宰冴さん(16)は「心理学的な考えを使ってごみ問題を解決する提案は、さすが3年生だと思った。沖縄のことをしっかり考えてくれてうれしい」と感心した様子だった。