玉城沖縄知事 宮古島のコロナ拡大で陸自に災害派遣を要請


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会見で宮古島への陸自派遣の要請方針を発表する玉城デニー沖縄県知事=29日、沖縄県庁

 玉城デニー沖縄県知事は29日午後の定例記者会見で、宮古島市で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、陸上自衛隊に対して医療支援に関する災害派遣を要請すると発表した。同日夕にも看護官5人の派遣を要請する。さらに1月17日に投開票があった宮古島市長選挙に関連した新型コロナの陽性者が7人確認されたと明らかにした。

 宮古島市内では高齢者施設のクラスター(感染者集団)が発生するなど、急速な感染拡大が続いている。玉城知事は宮古島市の医療崩壊回避のため、県外の医療機関や県外のNPOなどに対して看護師の派遣調整を進めていると説明した。

 市長選の打ち上げに関連した陽性者が7人確認されたことについて「昨日(28日)までは(市長選関連の感染は)1人の確認だったが、今朝7人確認されたと報告があった。ただ、年代は10~90代と幅広く、今後、積極的疫学調査を進める」と述べ、県内の保健所や県新型コロナ総括情報部が調査を担うと説明した。