那覇軍港移設の中止を訴え 伊礼氏が総決起大会 浦添市長選


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浦添市長選に向けて支持を訴える伊礼悠記氏=29日午後、浦添市の安波茶交差点

 2月7日投開票の浦添市長選に立候補を予定している新人で浦添市議の伊礼悠記氏(38)=無所属=の総決起大会が29日、浦添市の安波茶交差点で開かれた。伊礼氏は新型コロナウイルス対策と米軍那覇港湾施設(那覇軍港)浦添移設の是非が最大争点になると強調した上で、軍港移設について「あのきれいな海を子どもたちの未来のために残すべきだ。私は軍港建設を必ずストップさせる。市民の皆さんは諦めないでほしい」と訴えた。

 コロナ対策については「必要な方が必要な時にPCR検査を受けられる体制をつくる」と、検査拡充を訴え、「医療機関を支援し、医療現場を崩壊させない」と強調した。さらに、営業時間短縮に応じた飲食店に対する12万円の協力金、18歳以下1人につき1万円の支給などを公約に掲げ「市民の命と暮らしを守る」と強調した。

 コロナ感染防止の観点から、支持者たちは間隔を置いた。大会では、高良鉄美、伊波洋一の両参院議員、「カーミージーの海で遊び隊」の浪岡光雄さんが登壇したほか、県政与党の県議や市町村議員らも参加し、支持を呼び掛けた。