コロナ変異株、沖縄でも検査可能に 県環境衛生研究所で対応


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 英国や南アフリカで確認されている変異した新型コロナウイルス(変異株)について、沖縄県は29日までに、近く県内でも感染の有無を検査できる体制が整うと明らかにした。県の環境衛生研究所で検査を始める。

 現在は、県が通常のPCR検査で判明した陽性者の試料を国立感染症研究所(感染研)に送り、変異株かどうかを解析している。29日現在、県内で変異種の感染者は出ていない。

 感染研が変異株の有無を検出できる試薬の手順書を全国の地方衛生研究所などに配布しており、今後は各地で変異株の疑いのある感染者を見つけ出す検査が可能になる。

 県内では県の環境衛生研究所が対応する。

 田村憲久厚生労働相は29日の記者会見で、変異株の検出手法を全国の民間の検査機関でもできるよう支援していく考えを示した。