琉球大学の学生らが、子育て支援アプリ「サポートまるわかり(サポまる)」を開発し、28日に一般公開した。同アプリは1年の島袋鈴菜(れな)さん(21)が発案し、同大大学院理工学研究科の吉田裕行さん(24)と杉浦伊織さん(23)らが開発に携わった。島袋さんは「子育てに忙しい保護者が隙間時間に活用してほしい」と話した。
アプリは沖縄市に住む保護者向けに、子育て支援制度や子どもの居場所に関する情報を提供する。ジャンルごとに分類し、利用者が使いやすいレイアウトを工夫した。
大学コンソーシアム沖縄子どもの居場所学生ボランティアセンターが実施する子どもの貧困問題の解決などに取り組む学生提案型企画の一つ。
当初は子どもの居場所づくりとして、子どもたちと三線を練習し、発表会を開催するプロジェクトを実施する予定だった。新型コロナウイルスの影響で三線の指導や発表会の実施が厳しいことを受け、子育てに忙しい保護者が欲しい情報を得ることができるアプリの開発を考えた。
プロジェクトは9月7日にスタートし、情報収集や試作レビューなどを行い、約4カ月で完成させた。島袋さんは「子どもの居場所のヒアリングや掲載許可をもらうのが大変だった」と振り返った。アプリ「サポートまるわかり」のURLはhttp://sm1057.skr.u-ryukyu.ac.jp/#/