昨年の県秋季大会で快進撃を見せた具志川商は、足を生かした機動力のある攻撃が武器だ。
九州大会の1回戦では、ヒットエンドランや本盗を成功させるなど持ち味を発揮した光るプレーが随所に見られた。
一方、打撃では勝ち上がるにつれて、好機の一打が出ない課題が浮き彫りとなった。勝負強さを誇る大城勢武太(せんた)を筆頭にこの冬は、例年以上に振り込みを強化して取り組んできた。選抜大会では、冬のトレーニングの成果が期待される。
投手陣は県秋季大会で背番号1を付けた伊波勢加(せねか)、九州大会で先発を務めた新川俊介を中心に成長が著しい。
九州で自己最速144キロを出し、完投した新川は試合を重ねるごとに制球力も増している。投手陣の激しいエース争いやトレーニングを経た投球にも期待が増す。
初の甲子園へ挑む具志川商 売りは「機動力」課題は…
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大城 周子