浦添市長選 伊礼悠記氏「市民の海と未来守る」 出発式で弁士らと第一声


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勝利に向けて気勢を上げる伊礼悠記氏(中央)=1月31日、浦添市西洲の浜辺

 浦添市長選挙は1月31日、現職で3期目を目指す松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、新人で前浦添市議の伊礼悠記氏(38)=無所属=による一騎打ちが確定した。選挙事務所前や西海岸の浜辺で開かれた出陣式、出発式には、候補者を支援する政党関係者や市議、市民らが集まり、支持拡大を訴え、ガンバロー三唱で気勢を上げた。

 市長選は浦添の政治のみならず日本の政治をも変える大きな決戦だ。西海岸の海は多くの生物がすむ美ら海だ。戦争のための軍港建設は許さない。このきれいな海を守り、子どもたちの未来に引き継ぐ。私は市議会でも一貫して軍港建設に反対してきた。私は市民のための政治を実現する。新型コロナウイルスの影響で多くの皆さんが政治に向き合うことが難しい状況で、仕事を失うなど苦しい状況が続いている。しかし、政府は自己責任を押し付けている。国の制度でこぼれ落ちた者をしっかりとすくい上げるのが市長の役目だ。今の市政でのコロナ対策は不十分だ。看護師の経験を生かして玉城県政と力を合わせて検査体制を拡充する。医療機関もしっかり支える。

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伊礼 悠記氏(いれい・ゆうき)

 1982年12月生まれ。浦添市内間出身。県立看護大卒。2013年、市議選に初出馬し、トップ当選。17年市議選もトップ当選した。


浦添も新市長誕生へ

 

 伊波洋一参院議員 伊礼氏は公約で市民のための市政を打ち出している。宮古島市長選では市民の声が新しい市長を誕生させた。その流れは確実に浦添でも起きている。市民一人一人の声を聞いて、市政に反映する伊礼悠記市長を誕生させよう。

伊波 洋一氏

市政刷新で軍港阻止

 

 当山勝利選対本部長 このきれいな海に軍港が造られようとしている。どうすれば止められるか。市政を変えるしかない。しっかりと市民のための政治をやる。これが伊礼悠記が目指す市政だ。相手候補の背中が目の前まで来ている。皆の力で追い越そう。

当山 勝利氏

軍港反対で全力共闘

 山本藍・水の安全を求めるママたちの会代表 きれいな海を埋め立てて、新たな米軍施設を押し付けることに、声を上げなければならない。軍港建設反対を揺るがずに訴える伊礼氏には深く共感する。市民一人一人とつくる浦添市を実現するために、選挙戦を全力で闘っていく。

浦添から日本変える

 山里将進希望ある未来をつくる浦添市民ネット共同代表 このきれいな海に軍港を造ることは許されない。今、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないが、それは政府の失敗だ。今こそ命を守る政治が求められている。浦添から日本の政治を変えていこう。