米軍が降下訓練を強行 津堅島沖ことし初


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パラシュート訓練で着水する物資=3日午前10時20分ごろ、うるま市の津堅島沖

 【うるま】米軍は3日、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。同水域での降下訓練は今年初。午前10時20分ごろ、嘉手納基地に常駐するMC130J特殊作戦機から物資一つが降下した。同50分ごろには、兵士4人が次々と降下した。機体から降下した兵士は着水後、待機していたボートに乗り込んだ。約45分後、米軍ホワイトビーチに着いた。

 米連邦航空局が1月28日、航空情報(ノータム)を出して通知していた。県とうるま市は29日、訓練をしないよう沖縄防衛局を通じて申し入れていたが、米軍は強行した。同水域での降下訓練は昨年、計11回実施され、年間の最多回数を記録した。