「夏」テーマに爽やか楽曲! ホームパーティーピープル、桜坂劇場でライブ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
レコ発ライブでオリジナル曲を届けるホームパーティーピープルの(左から)古田、田中秀太郎、嘉陽章悟=1月9日、那覇市の桜坂劇場

 那覇出身の3人組ポップバンド「ホームパーティーピープル」のセカンドアルバム「Touch」の発売記念ライブが1月9日、那覇市の桜坂劇場で開かれた。2部構成でアンコールを含む全12曲を歌った。“夏”をテーマにイメージを展開したポップで爽やかな楽曲が会場を包み、訪れた観客を引き込んだ。

 楽曲はメンバーの田中秀太郎、古田、嘉陽章悟のそれぞれが作詞作曲を手掛け、担当曲のメインボーカルを務めた。幕開けはイギリスの紙幣「ポンド」と沖縄の2千円札を掛け合わせた意味で3人について歌う「£2,000」(古田作詞作曲)で飾った。幼少期をイギリスで過ごした田中と、沖縄で過ごした古田と嘉陽の共通点を歌詞に込めた。

 「拝啓」(田中作詞作曲)では、真正面から音楽と向き合う決意を感じる力強い歌声を、「門限破り」(嘉陽作詞作曲)では繊細な歌詞と耳なじみの良いメロディーが魅了した。日常の感謝への気持ちなどをテーマにした「working@」(嘉陽作詞作曲)を最後に歌い、3人の歌声が爽やかに響き、イメージを重ねた。アンコールには初期作「Ample」などを披露した。ライブの前にはゲストにハラヘルズを迎え、ユニークでにぎやかな楽曲で、ホームパーティーピープルを祝福した。 (田中芳)

2ndアルバム「Touch(タッチ)」のジャケット