沖縄県内の警察14署にコロナ対応のプレハブ 感染疑い関係者の取り調べや待機場所に


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新型コロナウイルス感染疑いのある事件関係者に対応するプレハブ=3日、那覇署

 沖縄県警(日下真一本部長)は新型コロナウイルス感染防止対策として、県内14署に感染が疑われる事件関係者の対応をするためのプレハブを2020年12月から設置している。

 プレハブは3坪ほどで透明な遮へい板が設置された机やいすが置かれている。感染疑いのある容疑者や参考人などの事件関係者の取り調べに用いられているほか、症状を訴えた容疑者の体調確認や病院に搬送するまでの間の待機場所として使用している。

 県警刑事企画課によると、感染疑いのある被疑者や感染が判明した留置人に対応した警察官が自宅待機となった事例が複数あった。

 そのため、警察官と署の来客などへの感染防止策としてプレハブを活用している。

 県警刑事企画課の仲里鍛管理官は「事件関係者の体調確認を早期に行うことは極めて重要だ。警察活動は不特定多数との接触は避けられないので施設を活用、感染防止対策を徹底していきたい」と述べた。