両候補、支持拡大へ奔走 浦添市長選あす7日に投開票


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街頭で手を振り支持を訴える(左から)松本哲治候補、伊礼悠記候補=5日

 【浦添】任期満了に伴う浦添市長選は7日、投開票される。3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=と、前市議で新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=の両候補が激しい選挙戦を繰り広げている。那覇軍港の浦添移設の是非や新型コロナウイルス対策などが、主な争点となっている。同日は市議選と併せたダブル選挙となる。「三日攻防」中日の5日、松本、伊礼の両氏は市内各地で政策を訴えて回り、支持拡大に奔走した。

 松本氏は同日午前7時半ごろから同市当山の県道沿いに立ち、通勤中の市民らに手を振った。午前8時からマイクを手に「浦添には基地問題やコロナ対策など多くの課題があるが、それ以上の希望がある。次の4年間も私に任せてほしい」と支持を訴えた。

 伊礼氏は同日午前7時半すぎから同市大平交差点で、通勤中の市民らに手を振った。その後、港川や内間など西部地域を重点的に回り、「戦争につながる軍港を必ず止める。コロナ禍で生活が厳しい今だからこそ命を守る政治を実現する」と述べ、支持を訴えた。

 選挙戦最終日の6日、松本氏は午後4時から大平交差点で、伊礼氏は午後4時からサンエー経塚シティ前で、それぞれ打ち上げ式を開く。

 期日前投票所が設置されているのは浦添市役所議会議事堂、サンエー経塚シティ、サンエー浦添西海岸パルコシティの3カ所。期日前投票者数は5日現在で1万3705人(投票率15.07%)で、前回の13.15%を1.92ポイント上回っている。