城間幹子那覇市長が、同市監査委員の久場健護氏(63)を副市長に充てる方針を固めたことが分かった。昨年12月に退任した久高将光氏の後任として、9日に開会する市議会2月定例会に議案を追加提出する予定。総務部長、健康福祉部長などを歴任した久場氏の行政手腕を評価した。
副市長は2人制で、久高氏の退任後は知念覚氏だけとなっている。昨年の11月定例会に提案した市議の平良識子氏(41)については、議会の同意を得るのは厳しいと判断し、起用を断念したとみられる。
平良氏を副市長に起用する人事案を巡っては、野党だけでなく中立、与党の一部議員も退席し、採決が延期された。最終本会議でも採決できず、審議未了で廃案になった。
久場氏は1957年生まれ。那覇市出身。