【速報】浦添市長選 現職の松本哲治氏が当確 3選決める


この記事を書いた人 アバター画像 滝本 匠
浦添市長選で当選を確実にした松本哲治氏

 【浦添】任期満了に伴う浦添市長選挙が7日投開票され、現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=が、前浦添市議の伊礼悠記氏(38)=無所属=を破り、当選を確実にした。

 最大の争点だった米軍那覇軍港の浦添移設に関し、松本氏は8年前に移設反対、4年前に浦添案を公約に掲げたがいずれも撤回し、批判にさらされたが、2期8年の市政運営や政治姿勢について有権者から信任を得る結果となった。

 松本氏は8年前に軍港移設反対を掲げて初当選したが、その後、翁長雄志前知事と城間幹子那覇市長が移設を認めていることを挙げ「公益を重視する」として受け入れを表明。代替案として掲げた浦添案も、国や県、那覇市、那覇港管理組合などが了解しなかったとして撤回し「県全体の利益のために苦渋の決断をした。市民に判断を仰ぐ」として、有権者に理解を求めていた。

 投票率は62.98%で、前回の市長選の61.38%より1.7ポイント上回った。