「保護者がつながり合うことが大事」 県PTA大会が開催 MASA MAGICさんの講演も


社会
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分科会を中止し全体会のみとなった第62回県PTA研究大会島尻大会=1月17日、豊見城市立中央公民館

 【豊見城】PTAの活性化を目指す第62回県PTA研究大会島尻大会(主催・県PTA連合会)が1月17日、豊見城市立中央公民館で開かれた。「一陽来復(福)繋(つな)がれ広がれ大きな輪(沖縄)」をスローガンに保護者や教職員ら約230人が参加した。県出身マジシャンのMASA MAGIC(マサ・マジック)さんが夢を諦めない大切さについて講演した。

 大会の分科会は中止で資料報告し、全体会のみの開催となった。県PTA連合会の伊禮靖会長は「従来と違う形でも開催はとても意義がある。PTAとして連携を深め保護者が孤立せずつながり合うことが肝要だ」とあいさつした。

 マサさんは沖縄尚学中学・高校の学校生活での勉強に興味を持てなかった時期を経て「世界に通用するマジシャンになりたい、こうなったらいいなと想像する力はむちゃくちゃすごかった」と振り返り、「子どもたちが興味を持ったことに背中を押してあげる輪ができたらいい」と強調した。マサさんはアメリカのマジックの殿堂「マジックキャッスル」で難関のオーディションを合格した技などを実演し、会場を沸かせた。

 大会では個人59人と10団体に県PTA連合会表彰を贈るなどの表彰式もあった。受賞者代表の塩村真琴さん=とよみ小PTA副会長=は「子の背中を押せるように自分から生き生きのびのびしたい」と話した。