浦添市長選・市議選で開票トラブル、2時間遅れ 投票用紙の数合わず


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開票作業をする職員=7日、浦添市の浦添市民体育館

 【浦添】7日投開票された浦添市長選と浦添市議選の開票作業で、終盤に投票用紙の数と投票者の数が合わないことが判明し、一部再集計するトラブルがあった。また疑問票の確認作業が市長選と市議選で重なり、作業が一時滞った。開票作業は予定より約2時間遅れ、市長選が8日午前1時半ごろ、市議選は同日午前2時ごろまで続いた。

 浦添市選挙管理委員会によると、用紙と投票者数の不一致は確認作業によって解消された。数え間違えがあった可能性があるという。そのほか、市議選の開票作業の速度を上げるために前回1台だった票の分類機を2台導入したところ、これまで市長選の開票作業後に確認に回していた市議選の疑問票が想定より早く選挙長に提出された。選挙長は1人しかおらず、市議選と市長選の疑問票の確認が重なったことで時間がかかったという。

 市選管は「4年後の選挙では市長選と市議選の開票作業それぞれに選挙長を置き、疑問票の確認などを円滑にできるよう改善したい」としている。