辺野古、来月に追加埋め立て 海面から4メートルまでかさ上げ工事 防衛局が県に通知


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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、沖縄防衛局は9日、辺野古崎付近の一部の埋め立て区域(約6・5ヘクタール)をかさ上げする工事を3月29日から始めると県に通知した。現在は海面から3・1メートルの高さまで埋め立てており、今回通知した工事で海面から4メートルの高さまで土砂を投入する。終了予定は7月末と説明している。

 県赤土等流出防止条例に基づき、県北部保健所に事業行為通知書を提出した。県は今後、審査に入る。赤土流出対策に問題点があれば、県は事業者である防衛局と協議する。防衛局によると、追加埋め立てで使う土砂は約5万立方メートル。大林組と東洋建設、屋部土建でつくる共同企業体が受注している。

 防衛局は昨年10月、9月末までに海面から3・1メートルの埋め立てを終えたと発表した。辺野古側の埋め立て区域は最終的に海面から5・7~10メートルの高さまで積み上げる計画だ。