第3次普天間爆音訴訟 原告 最多5000人超え


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の実質的な飛行差し止めや騒音被害による損害賠償を求める第3次普天間爆音訴訟団(島田善次団長)の原告数が27日までに過去最多の5千人を超える見通しとなった。第3次訴訟は昨年12月25日に那覇地裁沖縄支部へ提起され、訴訟団は3月25日の追加提訴に向け原告を募っていた。

 宜野湾市の上大謝名公民館で26日にあった書類受け付けで申し込み数が5千人を上回った。提訴時の原告数は4182人だった。原告は国が定めた騒音コンター(分布図)の区域内の住民に限定し、目標としていた5千人はコンター内の住民約5万人の1割となる。原告の書類受け付けの予約は既に終了している。

 訴訟団の玉元一恵事務局長は「米軍機の部品落下などがあり、住民にとって基地被害がより身近な、切実なものになっている。司法はしっかり原告の思いを受け止めてほしい」と話した。