DeNA平良、2年連続開幕ローテ入りへ猛烈アピール「いいリズムで投球できている」


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ブルペンで力強い投球を見せるDeNAの平良拳太郎=2日、宜野湾市のアトムホームスタジアム宜野湾(大城直也撮影)

 昨年はプロ7年目で目標としていた開幕ローテーションの座を初めてつかみ、波に乗ったDeNAの平良拳太郎(25)=北山高出。「しっかり試合をつくるピッチングができた」と、開幕から8試合連続でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)も達成し、一時は防御率リーグトップに躍り出た。2年連続の開幕ローテ入りを見据え、ギアを上げている。 (上江洲真梨子)

 絶好調だった昨年8月、背中の違和感で2カ月間の離脱を余儀なくされ「悔しいシーズンでもあった」というが、14試合に登板し4勝6敗。防御率2・27は自己ベストで「先発が試合をつくる上で一番重要な役割。そこを目指してやってきた結果が出た」。開幕から理想の投球ができたようで、自信をみなぎらせる。

 1月の自主トレは地元・今帰仁村で行い、これまであまり実施しなかったウエートトレーニングにも励み、シーズンを戦い抜く体を作り上げた。実戦登板はまだ少ないが「去年の今の時期よりピッチングは良い。良いリズムで投球ができている」とブルペンで感覚を確かめる。

 7日には、日本代表の稲葉篤紀監督が視察に訪れ、低めに集めるコントロールが評価された。代表入りに地元の期待も膨らむが「規定投球回数を投げ抜くことができれば、結果はおのずと付いてくる」。シーズン目標を達成する理想の投球が代表入りを切り開く道となると信じ、勝負の開幕を迎える。