米兵わいせつ事件「激しい憤り」 沖縄県議会が日米に抗議決議へ 被害者への謝罪や補償求め


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沖縄県議会

 沖縄県議会米軍基地関係特別委員会は16日、米海兵隊員が強制わいせつ容疑で逮捕されたことを受け、日米両政府や米軍に対する抗議決議と意見書を本会議に提案することを全会一致で決めた。抗議決議と意見書の案は「激しい憤りを禁じ得ない」とし、被害者への謝罪・補償や再発防止などを求めている。24日の本会議でも全会一致で可決する見通し。

 抗議決議と意見書の案は「人間としての尊厳をじゅうりんする犯罪だ」と強く批判し「米軍の人権教育や隊員の管理体制が機能していないと言わざるを得えない」と指摘している。

 その上で(1)被害者・家族への謝罪と完全な補償(2)綱紀粛正と実効性のある再発防止策(3)勤務時間外行動の指針(リバティー制度)順守(4)「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム(CWT)」の早期開催(5)日米地位協定の抜本的見直し―を求める。