昨年否決の男女共同参画条例案、修正し再提出へ 宜野湾市 


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宜野湾市役所(資料写真)

 【宜野湾】宜野湾市は市議会3月定例会に市男女共同参画推進条例案を提出することを、19日までに全議員に説明した。前回の条例案は、主要与党会派から「多様性」などの文言に疑義の声が上がり、昨年6月議会で反対多数で否決。今回の案は、男女共同参画に焦点を絞った内容となっている。

 条例案は、市と市民などが協働して男女共同参画社会の推進に取り組む内容の理念条例となっている。昨年9、10月に実施したパブリックコメント(意見公募)で公表した案にあった「性別」の表記は、多様な人々を盛り込む観点から「性別等」に変えた。また市によると、「性別による固定的な役割意識」の表現をより分かりやすくするため「固定的な男女の役割意識」に変更した。

 3月定例会は26日に開会予定。今回の案に反対する市民が昨年11月に提出した陳情も審査されるとみられる。