海上保安庁が大型無人機の導入を検討 尖閣警備の強化を念頭に


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尖閣諸島(資料写真)

 【東京】海上保安庁は19日、昨年に実施した大型無人航空機の実証実験の結果、「各種海上保安業務に十分活用できる」として有効性を確認したと明らかにした。中国海警船舶の侵入が相次ぐ尖閣諸島周辺の警備体制強化を念頭に、今後、導入に向けた検討を進める方針だ。同日、与党に伝えた。

 実証は昨年10月15日から11月10日に、海上自衛隊八戸航空基地を離着陸地として実施した。機体は米ジェネラル・アトミクスのシーガーディアン(MQ-9B)で全長11・7メートル、幅24・0メートル。

 昼夜を問わず長時間の航続性能を確認し、監視能力は既存有人機と同等かそれ以上だったという。