【速報】沖縄独自の緊急事態宣言28日で終了へ 石垣は営業午後10時までに


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沖縄県庁

 沖縄県は新型コロナウイルスの感染拡大と医療崩壊を防ぐための県独自の緊急事態宣言を、予定通り28日で終了する。22日午前に開催する県の対策本部会議で正式に決定し、玉城デニー知事が同日夕、記者会見で発表する。一方、2週間以上感染者が確認されていない石垣市については、早ければ23日から、飲食店などに対して現在午後8時までの営業とする時間短縮要請を午後10時までとする見込み。その他の市町村については、春先の流行に備えて医療体制を守るため、状況を引き続き注視する。

 沖縄県は1月19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて県の警戒レベルを第4段階(感染蔓延期)に引き上げ、県として3度目となる緊急事態宣言を出した。当初、同月20日から2月7日までとしていたが、医療体制の逼迫が改善されず、2月4日には月末28日までの延長を決めた。宣言期間中は、県民に不要不急の外出を控え、全市町村の飲食店などに午後8時までの営業時間短縮を求めた。2月末の終了で、40日間に及ぶ宣言期間が終了することになる。

 県が緊急事態宣言解除の目安に掲げる警戒レベルの指標などの数値は、20日には全ての項目で宣言解除の条件を満たす水準を達成した。20日に開かれた医師らが参加する県の専門家会議では、緊急事態宣言は28日まで継続すべきという意見で一致した。一方、ウイルスの潜伏期間とされる2週間以上がたっても感染者が出てない自治体については、時短要請などの段階的な緩和措置を講じることができるのでは、との指摘があった。ただ、3月以降に卒業シーズンや新年度の異動などがあり、人出が増える機会が多くなることから、医師らからは引き続き流行を警戒すべきだという意見もあった。