暗算沖縄大会、県内28カ所で分散開催 オンラインでつなぎ615人が挑戦


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リモートで出題されるフラッシュ暗算の問題に挑戦する子どもたち=21日、宜野湾市愛知の屋比久珠算塾(同塾提供)

 全国珠算教育連盟県支部は21日、全沖縄暗算競技大会の代替大会として「県通信記録会」を開催した。離島を含めた県内28カ所の珠算教室などで分散開催し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って各教室をつないだ。幼稚園児から一般まで615人が参加。日頃の練習の成果を発揮しようと、暗算の問題に挑戦した。

 全沖縄暗算競技大会は、暗算技術の向上を目的に2002年から開催されている。例年は一つの会場に700人以上が集うが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、密集を避けるために分散開催の記録会とした。与座信一郎競技部長は「初心者も参加しやすく、珠算教育の裾野(すその)を広げる大切な大会だ」と、開催の意義を語った。

 リモートであいさつした新垣光彦支部長は「コロナ禍だからこそ練習に励み、全国大会に向けて力をつけてほしい」と呼び掛けた。