「基地問題伝えたい」沖縄県がyoutubeで発信 歴史を紹介、英語版も視野


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沖縄の基地問題を紹介する県の動画「沖縄から伝えたい。米軍基地の話。」

 沖縄県は22日までに沖縄の基地問題について理解を深めてもらおうと、米軍基地の歴史や沖縄の過重な基地負担について解説する動画を作った。県公式ユーチューブチャンネルで見ることができる。新型コロナウイルスのまん延で県外での講演活動が展開できない中、全国世論の喚起のため、辺野古新基地建設問題対策課が取り組んでいる。

 動画の題名は「沖縄から伝えたい。米軍基地の話。」。約10分の動画を6本、公開する予定だ。第1回は8分5秒で、沖縄で基地が建設された経緯や県外から米海兵隊が移ってきた歴史などを紹介している。アナウンサーの島袋彩子氏が玉城デニー知事にインタビューする場面もある。後日、英語字幕付きの動画も公開する。

 第2回は米軍関連の事件・事故と日米地位協定の問題についてで、3月1日午後5時(予定)から視聴できる。3回目以降は3月中旬以降、順次公開する。

 玉城知事は2019年の県民投票後、国内世論に訴えかけるために全国各地を講演して回る「トークキャラバン」を展開してきた。だが新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、実施できていなかった。辺野古新基地建設問題対策課の田代寛幸課長は「コロナ禍でキャラバンが難しい中、どうにか沖縄の基地問題を知ってもらう取り組みをしようと考えた」と語った。動画は下記のURLから視聴することができる。

【沖縄から伝えたい。米軍基地の話。】①米軍基地の歴史及び沖縄の過重な基地負担について
https://www.youtube.com/watch?v=kYtfn64Ql3M&feature=youtu.be