【東京】日米両政府は25日、航空自衛隊が米軍嘉手納飛行場で展開訓練を実施するため、同飛行場の一部を日米が共同使用することで合意したと発表した。防衛省によると、嘉手納飛行場で展開訓練を実施するために、日米合同委員会で共同使用に合意するのは初めてという。場所は嘉手納飛行場内の2カ所。訓練は地対空誘導弾などの展開が目的で、共同使用期間は3月2~20日まで。
このほか、牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の返還条件の一つとなっている、キャンプ瑞慶覧への郵便センター移設に向けた事業実施でも合意した。2021年度から2年間、工事を行う計画だ。県による億首川改修工事のため、キャンプ・ハンセンの一部土地の共同使用でも合意した。