食で心身元気に　プロゴルファーの上原彩子選手　ひとり親世帯に弁当配布

　プロゴルファーの上原彩子選手が、那覇市内のひとり親世帯向けに夕食の弁当を無料配布している。受け取る家庭は既に決まっており平日に１日５０食を提供。２５日は那覇市の小禄市営住宅の敷地内で受け取りに来た一人一人に手渡した。１５日からスタートし、３月３１日まで曜日ごとに異なる市内７カ所で計１６００食を提供する予定だ。

　弁当代は上原選手自身のカレンダー売上金の一部を充てた。ｎｏｋｏｔｏｃａｆｅ（ノコトカフェ）の協力を得て食材にこだわり、上原選手も盛り付けなどを手伝った。上原選手は「食が体も心もつくる。親は仕事で疲れて帰って来ると思うので、子どもと一緒に過ごす時間にしてほしい」と願いを込めた。

　４歳の孫と一緒に弁当を受け取った中村敏江さん（６１）は「おいしそうだし本当に助かる。来週も楽しみ」と話した。
　那覇市の観光大使を務める上原選手は昨年もカレンダーの売上金を首里城再建のために市に全額寄付した。