【うるま】世界自然保護基金(WWF)ジャパン主催の第6回「森林絵本コンテスト」がこのほど実施され、沖縄アミークスインターナショナル小学校3年生の城間風花さん(9)が最優秀賞、同じく3年の堀井南希さん(9)が低学年の部でWWF賞に輝いた。同校の児童が最優秀賞を取るのは2年連続。
同コンテストは森林資源の持続可能な利用に向け、子どもたちが環境保全について考えたことを絵本にする取り組み。今回の応募数は148点。2月中旬に各受賞者の発表があった。
城間さんは作品「えんぴつ」を描いた。ラリーという名の女の子が鉛筆を落としてしまい、それを見つけた別の子が「短い」ことを理由に捨てようとするが、ラリーが止める話。「鉛筆が短くてもキャップを付ければまだ使える」と伝え、最後まで使うことが環境に優しいと説明した。最優秀賞を受け「頑張って描いたので選ばれてうれしい」と語った。
堀井さんの作品は「しあわせの森」で、鳥や鹿など森にすむ動物が人間と力を合わせ、破壊された森をよみがえらせるストーリーを描いた。「自分の考えた話がみんなに伝わったと思うと、うれしい」と笑った。
2人も日頃から環境問題に関心があり、今後も持ち物を大事にし簡単には捨てないことなどを心掛けたいと強調した。同校の他の児童数人も佳作に選ばれた。