県内の2020年労働時間、コロナで3.6%減 現金給与は対象変化で3.9%増


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 沖縄県が5日公表した毎月勤労統計調査(従業員5人以上)によると、2020年平均の総実労働時間は前年比3・6%減の137・7時間だった。新型コロナウイルスの感染拡大による観光客の減少や外出自粛が影響した。労働時間の減少により、賃金の減少も見られた。情報通信産業で前年比6・3%減、運輸・郵便業で同5・7%減と、影響が大きかった。

 一方、1人当たりの月間現金給与総額は25万6585円で、前年比3・9%増だった。大手金融機関や県外コンサル業が調査対象になったことで、全体平均では増加に転じた。