低空飛行するヘリから米兵がロープで降下…読谷のトリイ通信施設で訓練 村に事前連絡なく


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UH1Yヘリからロープを伝って降下する米兵=11日午後1時半ごろ、読谷村の米陸軍トリイ通信施設(読者提供)

 【読谷】読谷村の米陸軍トリイ通信施設で11日午後1時半ごろと同8時すぎに、低空飛行する米海兵隊のUH1Yヘリから米兵がロープを伝い降下するファストロープ訓練をする様子が確認された。村に事前連絡はなかった。村は同基地での戦術訓練を認めておらず、物資や兵士のつり下げや降下訓練が確認されるたびに日米の関係機関に抗議している。2月23、24の両日にも兵士の降下訓練が確認されている。

 目撃者によると、UH1Yは午後1時20分ごろに同基地に飛来した。10分後に着陸帯の上空でホバリングした状態で、5人一組となった兵士らが機体から垂らしたロープを伝い次々と地上へ降下した。同様の訓練は夜間にも行われた。

 村の担当者は「情報を収集した上で対応を検討したい」と述べた。