挑む甲子園 具志川商業ナイン登録メンバーを紹介(1)新川、比嘉、狩俣


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 19日から開幕する第93回選抜高校野球大会に、21世紀枠で初出場する具志川商。夢の舞台に挑む登録メンバー18人を紹介する。

(1)新川俊介 投手

 初めてエースナンバーを背負った昨年の秋季九州大会に続き、背番号1を背負う。下半身を中心としたオフのトレーニングで、制球力や球威の向上に手応えも感じている。九州大会で出した最速144キロの直球に加え、切れのある変化球の習得などにも取り組んできた。「磨いてきた変化球を中心に打ち取りたい」。勝利に向け、腕を存分に振る。右投げ右打ち、180センチ、与勝第二中出。

(2)比嘉力太 捕手

 技巧派、速球派がそろう投手陣を束ねる要の重責を担う。冬のトレーニングを乗り越え、制球力や球威が増した投手の強みを最大限に引き出すため「打者の特徴を見極め、投手が輝けるように配球を組み立てるのが自分の仕事」と冷静な分析力を武器にリードする。秋の県、九州大会は8試合全出場で6安打4打点と打席での勝負強さも持ち合わせる。右投げ左打ち、175センチ、具志川東中出。

(3)狩俣伊吹 一塁手

 秋の県、九州大会は主砲として10安打、6打点、打率3割4分5厘を記録した。オフに課された「スイング10万回」を達成した効果か、直近の練習試合でも打率5割、長打も飛び出すなど好調を維持する。選抜は中軸での起用が予想される。初の甲子園で「打率、本塁打とチームで1番を目指し、チャンスでの一打が打てる選手になる」と好球必打に徹する。右投げ右打ち、171センチ、伊波中出。