龍力王が初優勝 速攻繰り出し1分37秒で勝利 第5回弥生闘牛ダ-ビ-


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東山新優武勝を強烈な掛け技で押し込む龍力王(右)=14日、うるま市の石川多目的ド-ム

 第5回弥生闘牛ダービー(主催:古堅闘牛組合、共催:琉球新報社)が14日、うるま市の石川多目的ド-ムで開かれた。弥生杯優勝旗争奪戦となった注目のシーの1番は、龍力王が予想を覆す殊勲の大健闘で荒技牛の東山新優武勝を下して初優勝した。

 両牛ともに巨体と巨体の角が激しくぶっかりあった直後、龍力王がいきなり東山新優武勝の角を強烈に押し曲げる掛け技から一気に腹取り速攻を繰り出した。対戦開始からわずか1分37秒での早期決着にどよめきとも思えるような大きな歓声が響いた。

 シーの3番は、源大心がベテラン牛の意地を見せて雷神真龍のスピード攻撃を封じ込こんでの勝利に敢闘賞が贈られた。デビュー戦対決となったシ-の9番戦は、伊良皆圧送全進が接戦の末にマルコを破り白星スタートを飾った。

【優勝】龍力王
【敢闘賞】源大心
【ゆかり賞】永昇赤煌
【殊勲賞】久米島旭斉鵬
(平川康宏通信員)