挑む甲子園 具志川商業ナイン登録メンバーを紹介(3)上原、大城、知名琉


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 19日から開幕する第93回選抜高校野球大会に、21世紀枠で初出場する具志川商。夢の舞台に挑む登録メンバー18人を紹介する。

(7)上原守凜 左翼手

 秋の県、九州大会はリードオフマンとしてテンポ良い攻撃のリズムをつくり出した。7四死球、11安打はいずれもチーム最多。優れた選球眼とバットコンロトールで4割超えの出塁率を誇る。体が小さくパワーがない分「(守備の)間を抜く鋭く強いバッティング」を意識し打席に立つ。甲子園の大舞台でも「打率、出塁率でチームトップを目指す」。右投げ左打ち、162センチ、安慶田中出。

(8)大城勢武太 中堅手

 九州大会準々決勝は最後の打者だった。二走を置いた九回2死の場面で打てなかった悔しさが冬のトレーニングを支えた。「甲子園へ向けての試練だと考え、強いスイングで鋭い打球を目指してきた」と、狙い球を定めた豪快な一振りで、攻撃の起爆剤となる打撃を誓う。守備範囲の広さには定評があり、投手の配球やコースも念頭に置いて堅守を貫く。左投げ左打ち、174センチ、北中城中出。

(9)知名琉希 右翼手

逆方向への強い打球が持ち味で秋季は代打で活躍した。県秋季準々決勝の宮古戦は、八回2死二塁で代打起用されると、三塁打を放ち勝利に貢献。激烈なポジション争いが繰り広げられる外野で「自慢の強肩をアピールしてもっと打てるようにならないといけない」と腕を磨く。観客を沸かせる堅守はもちろん、打撃の面でも最高の一打を追い求める。右投げ右打ち、170センチ、高江洲中出。