挑む甲子園 具志川商業ナイン登録メンバーを紹介(4)伊波勢、田崎、髙良


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 19日から開幕する第93回選抜高校野球大会に、21世紀枠で初出場する具志川商。夢の舞台に挑む登録メンバー18人を紹介する。

(10)伊波勢加 右翼手

 県、九州秋季大会では下位打線を担ったが、打率3割5分3厘の成績を残し、本塁打も放った。100メートル11秒台の俊足で守備範囲も幅広い。県大会ではエースナンバーも背負った。外野手の激しいスタメン争いの中「確実に出塁し、持ち味でもある足で相手をかき乱す」と確実な安打を狙う。大舞台で本塁打を打つことを明確な目標にスタメンを奪いにいく。右投げ両打ち、175センチ、伊波中出。

(11)田崎陽誠 投手

 サイドスローの技巧派右腕。秋季大会後、2種類の変化球を習得し「配球の幅が広がった」と制球力と切れに自信をみなぎらせる。実戦で試した、斜めに落ちるカーブに手応えも感じている。上手投げのエース・新川とはまた違った角度や配球を有効に使いながら「しっかり0点で抑えて攻撃につなげたい」と救援陣の柱として全国の舞台に挑む。右投げ右打ち、169センチ、大宮中出。

(12)髙良琉空 左翼手

 100メートル12秒台の俊足を武器に秋季大会で2盗塁に成功。昨秋の練習試合では11盗塁と果敢に次を狙う。守備にも自負があり「足を生かした好プレーで流れをもってくることができる。そんなプレーを甲子園でもしたい」と沸かせる守備を誓う。打率3割8分5厘。秋の九州大会準々決勝は七回から途中出場で二塁打を放つなど勝負強さも。右投げ右打ち、169センチ、与勝第二中出。