浦添市西原に新小学校 市、ゴルフ場一部取得へ


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 【浦添】2010年度から過大規模校となっている浦添市立当山小学校(38クラス、1008人)の分離新設校の候補地について、同市教育委員会は19日の教育委員会会議で、同市西原のゴルフ場「パブリックゴルフうらそえ」の中央部分(約2・4ヘクタール)に決定した。今後、用地取得に向けた手続きを進める方針。

 教育委員会会議に先立つ市総合教育会議で、ゴルフ場(約6・3ヘクタール)の一部を候補地とする案が示された。委員から異論はなく、「てだこ浦西駅周辺の開発が進み、マンション建設もラッシュだ。分離新設の需要がますます高まっている」「ゴルフ場の残地問題も同時に考えないといけない」などの意見があった。

 司会を務めた松本哲治市長は「(35人学級の実施など)国の動きもある。地権者や地域住民の協力、理解を得ながら、一日も早く過大規模解消に取り組みたい」と話した。財産取得は市長権限のため、當間正和教育長が近く松本市長に取得の申し出を行う。