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ブラック校則変えてほしい 髪形や肌着、細かく規定 沖縄県教委、柔軟対応呼び掛け

 「学校の校則を変えてほしいです。下着を白に指定するのが本当に気持ち悪いです」。りゅうちゃんねる取材班に、読者からそんな声が寄せられた。学校生活を送る中で、児童生徒が守る必要がある校則。髪形や肌着の色など細かく規定されている学校もあり、児童生徒や保護者から戸惑いの声が上がっている。

 沖縄県内にある中学校の校則には「肌着の色は白を基調とし、制服やジャージー、体育着などにフルネームを刺しゅうする」と定められている。髪形は「女子生徒はショートカットが望ましい。髪を結ぶ場合はお団子禁止。男子生徒は後ろ髪が襟につかない程度にする。男女共に髪染めやパーマ、ツーブロック禁止」と細かく規定。違反した生徒は保護者に連絡され、一度帰宅して身なりを整えて再登校する。反省文を書くことを求める学校もあるという。

 県教育庁義務教育課によると、学校で安心・安全に過ごすための決まりとして校則を定めているという。担当者は「肌着を白に規定するのは学校長の判断になる。なぜ白なのか、いつからその校則があるかは分からない。雨でぬれた時に透けないようにするなど、理由があるのではないか」と推測する。県教委は「社会情勢や児童生徒の要望を踏まえて(校則を)柔軟に対応するよう、公立小中学校に呼び掛けている」と説明した。

 子どもの権利などに詳しい横江崇弁護士は「髪形や服装など、校則で子どもの人権を制約する目的は何かを学校は考える必要がある。基本的に学生は自由だ。自由の範囲や、自由は責任が伴うことを教えることが重要だ」と指摘する。

 近年は県内でも、制服選択制を導入する学校が増えている。児童生徒の状況に合わせ校則や制服を変える動きもある。中学入学を控える子どもがいる保護者からは「(髪形など)合理性のない不必要な統一は多様性を認めないことだ。多様性を認められない感覚がいじめにつながると思う」と語る。

 高校入学を控える子どもがいる保護者は、「(児童生徒を)細かく縛る必要があるのか。成績や内申を盾に取られており、子どもや親は声が上げにくい状況だ。子どもの声も聞いて改善につながる動きにしてほしい」と訴えた。
 (吉原玖美子)



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