偽ブランド差し止め最少996点 2020年集計 沖縄税関が処分


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
偽ブランド品を焼却炉に投げ入れる作業員=16日午後、沖縄市登川の廃棄物処分場

 沖縄地区税関は16日、沖縄市登川の産業廃棄物処理業者環境ソリューションで、知的財産権を侵害するとして輸入を差し止めた偽ブランド品などを処分した。

 同税関によると、2020年の偽ブランド品など知的財産侵害物品の差し止め件数は前年と比べて45・9%減の138件で、差し止めした物品点数は同50・1%減の996点だった。10年の統計公表開始以来、差し止め件数、品数ともに過去最少になった。税関は輸入経路が多様化し、県内に直接輸入されるケースが減ったことを要因の一つとみている。国別では中国からの輸入が最多で、全体の81・2%を占める112件だった。