挑む甲子園 具志川商業ナイン登録メンバーを紹介(6)名嘉山、伊波琉、田場


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 19日から開幕する第93回選抜高校野球大会に、21世紀枠で初出場する具志川商。夢の舞台に挑む登録メンバー18人を紹介する。

(16)名嘉山善己 投手

4種類の変化球を操る技巧派左腕。3月の練習試合で登板すると「球速も上がってきている」と試合勘を研ぎ澄ませている。先頭打者や2死からの制球力を課題に挙げ「四球を出さず、良い流れを止めないように」と丁寧な投球を心掛ける。唯一の左腕でワンポイント起用もあり「良いリズムをつくれるような投球をする」と意気込む。左投げ左打ち、171センチ、あげな中出。

(17)伊波琉 一塁手

野手全般をこなすマルチプレーヤーで1年生でベンチ入りを勝ち取った。秋季大会の出場はないが、選出理由を「打撃とチーム内での声掛けが評価された」ととらえ、尊敬する粟國主将の背中に早く追い付こうと汗を流す。甲子園は代打起用が予想され「ピンチやチャンスの時こそ楽しむことを意識している」と名前が呼ばれるその瞬間を待つ。左投げ左打ち、165センチ、仲泊中出。

(18)田場盛士 遊撃手

 伊波琉とともに1年生でメンバー入りを勝ち取り、「先輩を押しのけてでも甲子園の舞台でプレーしたい」と“下克上”も辞さぬ構えで活気づける。内野ならどこでも守れる万能型。ベンチからの声で、チームに勢いももたらす。途中出場が予想され「ベンチ入りしたからには打席では1球で仕留め、役割を果たす」と機会を逃さず全力で挑む。右投げ左打ち、164センチ、宮里中出。
 (おわり)