書家・善隆さん 大胆筆遣い 新報で作品展、21日まで


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「書アート」のパフォーマンスを披露する書浪人善隆さん=19日午後、那覇市泉崎の琉球新報社2階ギャラリー(喜瀨守昭撮影)

 沖縄県内外で活躍する石垣市出身の書家・書浪人善隆さんは、自身とアート教室に通う生徒らによる作品の展示会を19日から那覇市泉崎の琉球新報社2階ギャラリーで開いている。21日まで。善隆さんは19日、書アートパフォーマンスを披露し、音楽に乗りながら、大胆で自由な筆遣いで、テーマとなっている「書楽遊嬉」の文字を書き上げた。

 同展は琉球新報社企画「新報アートルネッサンス 新歩の時」の一環。約150点の作品が並ぶ。書だけでなく、はんこやパステルアートと書を融合したものなど個性溢れる作品を見ることができる。来場者には書アートの名刺を1枚無料でプレゼントする。善隆さんは「みんな書を楽しんでいる。どんな作品に仕上がったか見に来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 友人の作品を見に訪れた看護師の上間理美さん(45)=浦添市=は「コロナ禍で大変な状況だが、個性溢れる作品を見てエネルギーを感じ、元気をもらった」と話した。

 展示は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。