美里工、南風原などが2回戦へ 春季高校野球 第2日


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 第68回県高校野球春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)第2日は21日、沖縄セルラースタジアム那覇など3会場で1回戦9試合が行われた。アグレスタジアム北谷では、美里工が7―0で沖縄カトリックに七回コールド勝ち。南風原が本部に7―3で勝利した。糸満は14―0で開邦・南部農林・辺土名を五回コールドで退けた。

 22日は残りの1回戦5試合が行われる。


機動力で主導権

美里工―カトリック 3回2死二、三塁、伊藝健人の右前2点適時打で生還し、笑顔でベンチに駆ける美里工の3走・松田大翔(左)と2走・島袋峻汰=21日、Agreスタジアム北谷(ジャン松元撮影)

 美里工が機動力を生かした攻撃で沖縄カトリックをかき回した。三回、出塁した松田大翔と島袋峻汰が重盗を成功させ、それぞれ二、三塁に進む。打席に立った伊藝健人の安打で一気に2人が生還し、得点の口火を切った。

 好調だった相手投手は三回から乱れ始めた。四回、四球で出塁すると打線がつながった。2死満塁で2点適時打を放った島袋は「仕掛けることを心掛けた」と打撃陣に納得した。

 チームでの6盗塁に平良彗悟主将は「走ることはできたが、狙うタイミングが同じだった」と反省する。島袋は「勝ち上がれば通用しなくなる。もっと相手をかき回して、大量得点で勝ちたい」と次戦を見据えた。


実力足りず

 ●沖縄カトリック 六回まで投げた久手堅優哉投手 実力が足りなかった。二回までよかったが、いけると思って気が緩んだ。警戒した強打者ではなく、消極的なピッチングになった下位打線に打たれた。次は全員に全力を出したい。