沖縄県は22日、10歳未満から60代までの18人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。昨年7月に感染した30代男性1人の再感染も確認された。再感染は7例目。直近1週間の10万人当たりの感染者数は17.41人で全国2番目に多い。米軍関係では21日に13人、22日に3人の感染が判明し、累計が千人を超え1013人となった。
新規感染者の年齢別では20代が6人、30代が3人で半数を占める。県の糸数公保健衛生統括監は「70代以上の高齢者は少ないが、20、30代が増えている」として、歓送迎会などの自粛をさらに啓発する方針を示した。国の緊急事態宣言解除に触れ、県外からの移入について「警戒が必要。空港のPCR検査などで拾っていきたい」と述べた。
新規感染者の居住地別では宜野湾市が最多で5人、那覇市と中部保健所管内が各3人、浦添市2人、豊見城市と南城市、沖縄市、宮古島市、「確認中」が各1人。新規感染者のうち10人が接触感染と推定され、内訳は家庭内4人、知人・友人4人、会食・飲食2人。残り8人は調査中。
米軍関係の感染者は21日が、普天間基地とキャンプ・ハンセンで各4人、キャンプキンザー2人、嘉手納基地、キャンプ・フォスター、トリイ通信施設で各1人。22日は嘉手納基地、普天間基地、キャンプ・フォスターで各1人だった。