高級魚タマン20倍の超大漁「どう調理してもおいしい」読谷・都屋漁港


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大型定置網で取れた大漁のタマン=23日午前、読谷村の都屋漁港

 【読谷】読谷村の都屋漁港で23日、旬を迎えたタマン(ハマフエフキダイ)約8トンが水揚げされた。タマンはアカジンやアカマチ、マクブと並ぶ県の高級魚。「近年まれに見る大漁」に、読谷村漁業協同組合(金城肇組合長)の関係者らは活気に沸いた。とれたての鮮魚は都屋漁港の直売所や、県内スーパーなどで購入できる。

 3月下旬から4月にかけて旬を迎えるタマンはこの時期に産卵期に入り、沖縄近海を群れになって回遊しているという。通常は多い時でも1日の水揚げ量は400~500キロだといい、約20倍の大漁となった。

 今回水揚げされたのは全長40~70センチ、重さは2~4キロほど。金城組合長は「刺身、煮付け、バター焼き、どんな調理法でもおいしく食べられる万能の魚。水揚げから2、3日後が身が柔らかく一番食べ頃」だとし、旬の魚を味わってほしいと呼び掛けた。

 問い合わせは同漁協☎098(956)1640。

大型定置網で取れた大漁のタマンを、1匹ずつ確認する漁師ら=23日午前、読谷村の都屋漁港

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