長期療養者の「働きたい」を支援 浦添総合病院など3者が協定締結 


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三者協定を結んだ、(前列左から)那覇ハローワークの知念宏和所長、浦添総合病院の福本泰三院長、沖縄産業保健総合支援センターの青木一雄所長=24日、浦添市の介護老人保健施設「アルカディア」

 浦添総合病院(福本泰三院長)と沖縄産業保健総合支援センター(青木一雄所長)、ハローワーク那覇(知念宏和所長)は24日、長期療養者の治療と仕事の両立のほか、就職や転職、職場定着を支援するため、三者協定を締結した。

 三者協定で病院の医療ソーシャルワーカーやハローワークの支援員が、就職・転職を希望する患者の相談に応じる。ハローワークは、患者の治療頻度や疾病の特徴などに応じて職業を紹介し、患者の希望に応じて労働条件の緩和を企業と交渉する。

 産業保険総合支援センターは、在職者が治療と仕事を両立できるよう、企業と患者の間に立って助言や調整を担う。
 院内では、以前から「治療しながら、どこまで働けるか」などの相談が患者からあった。悩みを相談できず、仕事を辞めて治療を断念する患者もいた。