全国高校選抜大会は25日、各地であり、埼玉県で行われたラグビーで全国大会初出場の読谷は1回戦で茗渓学園に0―64で敗れた。
全国の壁は厚く、大差での敗北となった。開始直後から素早いパス回しと圧倒的な突進の速さで、左サイドを崩された。5分でトライを奪われると、その後も次々と得点を積み重ねられた。
一方で収穫も。FW陣が力勝負をするスクラムでは、押し切る場面が多くパワー負けしなかった。バックス陣も後半開始から中盤までは猛攻に耐え、意地と粘りを見せた。
島袋世良主将は「九州と全国は違うと感じた。やりたいことをやらせてもらえず、歯がゆさを感じた。ディフェンスラインが早く、レベルが高かった」と実力差を痛感した様子だった。
26日に敗者同士の対戦が組まれ、経験値を重ねる貴重な試合となる。久場良文監督は「フォワード、バックスとも『(読谷)らしさ』を出したい。県民を勇気付けたい」と健闘を誓った。
スクラム負けてない
久場良文監督(読谷)の話 初めての割に臆することなく戦えた。点差以上に戦う気持ちもあった。全国の壁はあった。キープ力、圧力は今までに受けたことのないものだった。スクラムは1本も押されていない。どんどん押していた。よくやった。