「肌着の色指定」行き過ぎた校則の見直し求める 那覇市教委が市立小中に文書


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 那覇市教育委員会は23日付で市立小中学校に対し、行き過ぎた校則の見直しを依頼する文書を出した。例として、(1)下着や肌着などの色の指定(2)防寒について配慮されていない校則(3)社会環境の変化や現状にそぐわない校則―を挙げている。那覇市では昨年2月時点で、市立中学17校のうち16校が夏服の肌着の色を規制している。

 全国的に人権を侵害する行き過ぎた校則が問題になっていることから、新年度に向け見直しを依頼した。文書では「校則を制定する権限は校長にあるが、内容や必要性について児童生徒・保護者と共通理解を持つことが重要だ」としている。