乳搾り体験に歓声 伊江幼稚園児ら、バターづくりにも挑戦


この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠

 【伊江】伊江村立伊江幼稚園(小波津京子園長)の4、5歳児クラスの園児30人は2月26日、村西江前で酪農を営む「しましまふぁーむ」を訪れ、体重約500キログラムのメスのホルスタインの乳搾りを体験した。園児らは「やわらかい」「あったかい」と、牛の乳のぬくもりを感じて大興奮。バターづくりにも挑戦した。

乳搾りを楽しむ伊江幼稚園の園児=2月26日、伊江村西江前の「しましまふぁーむ」

 「しましまふぁーむ」の島袋真奈美さん(52)と俊輔さん(31)親子が乳の搾り方などの指導した。真奈美さんは園児に「牛のおっぱいはいくつあると思う?」などと問い掛け、興味を集めた。俊輔さんが一通り搾り方を説明した後、両手で素早く乳を搾る様子を見せると「すごい。達人のわざ」などと歓声を上げていた。

 園児は、俊輔さんのサポートを受けて1人ずつ体験した。恐る恐る乳に触れる園児たちだったが勢いよく出る乳に感動した様子で目を輝かせた。

 バターづくりでは、グループごとにリレー形式で、牛乳を入れたペットボトルを振って固めて完成させた。

 大城碧唯(あおい)ちゃん(6)は「ふわふわだった。いつもよりおいしく飲めそう」と笑顔。翁長奨丈ちゃん(5)は「やわらかくて気持ちよかった。ミルクが出た時にやったーと、うれしかった」話した。
(中川廣江通信員)