最大収容1万人!沖縄アリーナが落成 キングスの本拠地 エンタメ、スポーツの新たな発信地に


この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠

 【沖縄】プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスの新たなホームコートとなる「沖縄アリーナ」の落成記念式典が28日、沖縄市山内の同アリーナであった。参加した関係者や地域住民らは、アリーナで開催される試合などに大きな期待を寄せ、落成を祝った。

 アリーナの最大収容人数は1万人。競技者の利便性に主眼を置いた体育館が主流の国内で「観(み)るための施設」を追求し、日本のアリーナ文化に新風を吹き込む狙いがある。

 用途はスポーツだけでなく、音楽ライブや展示会も予定している。観客席がすり鉢状に配置されたコンパクトで臨場感のある設計となっている。

 沖縄市の桑江朝千夫市長は、各スポーツ開催でトップレベルのプロ選手が間近で見られると述べ「未来を担う子どもたちにとって大きな希望を与えることを期待する」とあいさつした。

 玉城デニー知事は「さまざまな活動の中心的位置づけとなる施設で、県民の財産だ」と述べた。

 菅義偉首相は「沖縄の皆さんに寄り添いながら沖縄の振興のために全力を尽くす」と動画メッセージを寄せた。

テープカットが行われた沖縄アリーナの落成記念式典=28日、沖縄市(喜瀨守昭撮影)
多くの関係者で祝う沖縄アリーナの落成記念式典=28日、沖縄市山内の同アリーナ(金良孝矢撮影)