沖縄本島20市町村に時短要請 4月1日から3週間、営業は午後9時まで


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 県は29日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染の急拡大を押さえ込むための緊急特別対策を決定した。飲食関連の感染事例が増えていることなどから、本島20市町村の飲食店と遊興施設に対し、4月1日から、午前5時~午後9時までの営業時間短縮を要請する。酒類の提供は午前11時~午後8時まで。期間は21日までの3週間とする。 

 時短の対象は、那覇、糸満、浦添、豊見城、南城、宜野湾、沖縄、うるまの8市、西原、与那原、南風原、八重瀬、金武、嘉手納、北谷の7町、恩納、宜野座、読谷、北中城、中城の5村となる。
 3週間の時短要請に協力した事業者には84万円の協力金を支給する。県は協力金を含む補正予算案を30日の県議会2月定例会最終本会議に提出する。
 本島北部や宮古、八重山地域は飲食関連の感染が現時点では抑えられていることから、今回は対象に含まなかった。
 玉城デニー知事は「ゴールデンウイークまで感染状況に改善が見られなければ、さらに深刻な影響を及ぼしかねない。県経済を回復させるためにも、一日も早く感染状況を改善させる必要がある」と訴えた。
 改善が見られない場合、「要請期間や時間帯、内容の見直しを検討する」と説明した。

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